入谷プロジェクト回顧録〜vol.2

2016年4月23日。

現場で待ち合わせて、内部の状況を見ながらリノベーション内容についてうかがうことにしました。

現場に到着すると、外部足場が設けられていていたので、リノベーションの相談で現場に来たのに既に工事が始まっていることに少し驚きました。

オーナーに話を聴くと、現在住んでいる代々木上原のマンションに出入りしている営繕業者のA氏がとても丁寧にやってくれていたので、A氏にオーナーが購入した入谷のビルの老朽化した窓と外壁の改修工事業者を探していると話したところ、「ウチで出来ますよ」というので、そのままお願いしたということでした。

その改修工事も終盤にさしかかり、残すは足場の撤去の段階を迎えておりました。

改修工事が終われば、内装工事です。

オーナーの本業はフィジカルトレーナーで、このビルで、自宅兼フィジカルスタジオを開業するにあたって、設計士(デザイナー)を捜していたそうなのです。

この日の目的は、オーナーとの顔合わせと、現場状況を大枠で把握するためで実測採寸は後日行うことにしていました。

現状調査〜1階

1階は飲食店で厨房を囲うようにカウンターがあります。

入口はアルミ製の引違い戸。

ホール(客室)の床は100mm角の磁器タイル貼り。

壁はコンクリートの矩体にモルタルを塗り、腰下塗り分けています。

厨房内の床は、解体・撤去したガラ(廃棄物)が満載で確認できず。

天井の高さは、3メートル強。天井の仕上材は撤去され、下地はそのまま残されていました。

現状調査〜2階


2階は和室のようでしたが、床の畳は既に撤去されてスラブ(矩体のコンクリート)剥き出し。

壁は和風の土壁調のビニールクロス貼りがそのまま残された部分と何かを撤去した跡のような下地材料が剥き出しの壁、柱が一本残されています。

天井は和室の板天井と吸音板の2種類が残されて、一部は解体されています。

トイレの便器は撤去されて新しく施工された配管があります。

現状調査〜3階

3階は、1階や2階に比べて、綺麗に片付いていました。

床は塩ビタイル(Pタイル)でも貼ってあったような跡がのこっていて、スラブ剥き出しです。

壁は、矩体壁にモルタル下地、腰から下と上は塗り分けていて、昭和30〜40年代の“事務所”という感じです。
天井は300mm角の吸音材が貼ってあります。

現状調査〜4階

4階は住居だったフロアです。和室の床は床上げされていましたが、既に畳は撤去してありました。押し入れで会った収納棚の引戸も廃棄されています。

天井は2階と同じ、和室は板天井と階段付近は吸音板が貼ってあります。

おそらく、風呂であった場所は、浴槽や水栓金具も取り去られていました。

現状調査〜5階

5階は3階と同じ、事務所のような内装です。

壁は矩体壁にモルタル下地に塗装仕上。

天井は全面吸音板が貼られていました。

さて、この状況をそのまま活かすか?
それとも、スケルトンにして、一新させてデザインするか?

この続きは、

次回の『入谷プロジェクト回顧録〜vol.3』をお楽しみに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です